当ブログの目的:論理組み立て訓練のために書く

さて、前回までの3回で前準備が終わり、4回目にしてようやく当ブログの目的を書くことができます。当ブログの目的は「クリアな論理構造を描く練習をする」ことです。
僕がブログを書くときは、最初に文ではなく図を描き、それを日本語に直していく、という方法で書きます。もう少し具体的に言うと、ブレインストーミングしてノートに単語を書き連ね、それらを入れ替えたり線でつないだりして論理構造を作っていき、明確な論理構造が取れたところでそれを日本語としてブログに書いていきます。第1回で書いた通りのことをやろうとしています。
作業の前半部分である、情報から論理構造の組み立てというのは、僕のやりたい仕事の基礎部分になるところなのですが、やってみると未熟なところが多いです。例えば論理構造が充分に細かくなかったり、要素間のつながりが曖昧であったりします。そこで、ここの技術を成長させるために反復練習をすることにしました。
論理構造を紡ぐ練習であれば、ひたすら論理構造の組み立てをやっていれば良いように思うかもしれませんが、一旦文に翻訳してみると論理構造の欠陥が露見しやすいようなので、文に翻訳するところまでを練習の一環としました。

なぜブログなのか

一つは、人の目に触れることを意識することで質と量が担保しやすいからです。
最終的な文が少なくとも他人に伝わるように書かなくては、あまり効率のいい練習ができているとは言えません。最終産物の質を担保するためには人の目に晒されるという意識が重要です。また、僕は飽き性なので自律に任せていると書くのをサボってしまいがちです。産物を表に出すことで、一定の量を担保させることができると思います。
ブログとして書くもうひとつの理由は、日常的に本やブログから得た情報を咀嚼して自分の中で再構築する場所が欲しいからです。そのときに引用をするのが楽であるため、紙に書くよりもブログのような媒体に書く方が適していると考えました。
ただ、読者の目よりも自分の練習という方に重きをおいているため、読むためのブログとは言えないものになりそうです。

目標値設定

第3回で書いた通り、何かをやるのであれば目標値を設定した方がいいです。ブログを書く前段階に描く論理構造の質を評価する数値はなんでしょうか?
例えばそれはページビューではありません。他人が読みやすいブログを書くことは一つの目標ではありますが、僕はまだその段階にありません。線もまともに書けない人がいきなり絵画の練習をしてもあまり成長は望めません。
また、ブログの行数でもありません。たくさん書くことが目的ではありません。逆に、短く書いても意味が伝わるようにすることは重要ではありますが、今やってしまうとスカスカな論理構造でも誤魔化せてしまうという不安があります。これももっと後の段階でやることです。
今回の場合、最も適した数値は「構造化した論理を文に直す時間」なのではないかと僕は考えています。
最初に形成した論理が明確であれば、それを文として書く際も流れるように書いていけるはずです。逆に、文として書いている時に論理構造の欠陥が見つかるようでは、書きながら考える時間が必要になってくるため、書き終わるまでに多くの時間を費やすことになると考えられます。
パラメーターとして時間をとっていますが、早く書くことが目的ではなく、事前に作成する構造の質を文として書きなおす時間で評価しているという点に注意しなくてはなりません。

まとめ

このブログは、明確かつ緻密な論理構造を描くための訓練として書く。その指標として、「ノートに描いた論理構造をブログに文字として起こす時間」を用いる。
ということでした。前回の記事から文末にその時間を併記しています。(54:10)というのがそれです。これは文字おこしに54分、細部修正に10分かかったことを示します。細部修正を別にしているのは、一度流れるように書き、些末な言葉の乱れを最後に直す、という形式を目指しているからです。また、文字おこしを急ぐあまりにおかしな日本語を書かないようにするためのストッパーの意味もあります。
頭の中にあった内容なのに54分というのは非常に遅いです。論理構造が緩かったということです。とりあえず5月末までに(25:5)を目指そうと思います。それ以上の時間をブログに費やしていくのも考えものですしね。文を書くことに慣れる、ということも考慮すればそこまで難しくない目標かと思います(ちなみに前回の量をただ手打ちすると13分でした)。

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